日本のお米事情を視察

活動報告

先日、弊社役員と共に
福島県三島町の棚田へ
農業体験をしてきました。

自然豊かな奥会津、ミネラル豊富な雪解け水は
まさに美味しいお米を育てるのに最適な条件

田んぼに流れる水は
そのまま飲むことができるほど澄んでおり
ホタルやドジョウ、水芭蕉と共存しています。

1300人ほどが暮らす集落の中で
お米農家さんは80人ほど。
平均年齢70歳の高齢者ばかり。
夏場の大変な作業を続けられず
耕作放棄地となっている場所もあるのだとか。

今回お世話になった八木さんの作る玄米は
水の量を2倍で焚きふっくらと膨れ上がる美味しい玄米だそう。
農薬や化学肥料を使わないことに拘っており
食の安全、地球環境への影響にも配慮しています。

お米が自分の子どもだったら?
自分の子どもの頭から薬かけないでしょ?
苦手なお友達がクラス(田んぼ)にいても
共存する工夫と努力を教えるでしょ?
雑草のように相手をたしなめることはしても
除草剤で殺さないでしょ?

『田んぼはお米の保育園』と表現する八木さんが育てるお米は
食べる人を幸せにするお米だと感じました。

毎日ニュースで取り上げられている
価格高騰、備蓄米の問題

農作業の人手不足
耕作放置地の拡大
農薬による健康被害など


このままでは未来の子ども達に
安心して食べられるお米を
残すことができないかもしれません。

そんな未来が訪れないように
ボランティア活動で都内から
農作業をお手伝いしに来ている方も
いらっしゃいました。
私たちも、WellnessGate社がお借りした棚田で
自分たちのお米を育てる活動をさせて頂きました。

田植え機での田植え体験は大人も子どもも
参加した11名全員が体験させて頂き
2面の田んぼに苗を植えました。
田植え機では植えられなかった部分に手植えで補植作業をすることで
収穫率は2割上がるとか。

当日は曇っていましたが
作業用のウェダーの中は汗びっしょり💦
慣れない補植作業は、泥に足を取られてしまい
動くのも一苦労でした。
田植えや稲刈りは機械でもできますが
このあと、6月~7月の棚田での草刈りは手作業。
高齢者だけでは大変な作業。
日本の安心・安全なお米を守るためにも
また参加させて頂きたいと思います。